三井住友カードは、同社のクレジットカード決済ポイントであるVポイントをSBI証券が取り扱っている投資信託の投資資金として活用できるサービスを2022年5月30日より開始しています。三井住友カードとSBI証券は2021年6月に提携してクレジットカードを使用した投資積立サービスを提供していましたが、今回は三井住友カードの仲介口座を保有している方にVポイントでの投信買付サービスを提供します。
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三井住友カードのVポイントで投信買付が可能な「Vポイント投資」開始
三井住友カードは、同社が提供しているクレジットカードにおいて、決済額に応じて付与されるVポイントを活用して、SBI証券が取り扱っている投資信託の買付代金として充当可能な「Vポイント投資」を開始します。
こちらは、三井住友カードのウェブサイトおよびアプリを介してSBI証券の仲介口座を開設して利用されている方を対象に、Vポイント投資を提供しています。
Vポイント1ポイントあたり1円で積立が可能となっており、SBI証券上では金額買付を指定する必要があります。
SBI証券と三井住友カードは、2021年6月より三井住友カードを利用した投信積立サービスを提供していましたが、ポイントを利用した投信買付サービスは後日提供予定としていました、サービス提供開始から1年経過しクレジットカードの決済で付与されたポイントを投資とうい形で効率的に運用に充当することが可能となりました。
Vポイント投資対象者は三井住友カード経由で仲介証券口座を利用している方
Vポイント投資の利用にあたって、はじめに確認すべきこととしては、三井住友カードのウェブサイトもしくはアプリ経由でSBI証券の口座開設を行い、三井住友カードの金融商品仲介サービスを設定している方が対象となります。
また、予めポイントサービスに「SBI証券 Vポイントサービス」の登録を行う必要があります。
一方で、SBI証券と三井住友カードを保有していても、両者を別々に申込を行って活用している場合、現時点で登録ポイントとしてVポイントを指定することができず、Vポイント投資サービスを利用することができませんので注意が必要です。
Vポイント投資サービスでは1ポイントあたり1円で投資可能!
Vポイント投資サービスでは、Vポイント1ポイントあたり1円で投資が可能です。上限ポイント数は99,999,999 ポイントまでとなっており、保有しているポイントを無駄なく活用することができます。
ポイントを利用して投資する場合は、SBI証券上の操作では「金額買付」を指定する必要があります。積立買付および口数買付は現時点では利用できませんので注意が必要です。
SBI証券では、2022年5月時点で2700本以上の投資信託を扱っており、ほぼすべてが販売手数料が無料となるノーロード投資信託となります。買付金額は最低100円からとなっており、ポイントは1ポイント1円から利用可能ですが、最低でも100ポイントが必要になります。
Vポイント以外が付与される提携カード及びビジネスカードは対象外
Vポイント投資サービスでは、三井住友カードが提供しているクレジットカードにおいて、Vポイントが付与されるクレジットカードが対象となります。
三井住友カードが発行している場合においても、提携カードなど提携先のポイントが付与されるクレジットカードや、法人向けのビジネスカードについては、Vポイント投資サービスの対象外となりますので注意が必要です。