英国発のネット証券会社「IG証券」のサービス概要を徹底解説

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世界の金融の中心地である英国ロンドンで1974年に創業したインターネット証券「IG証券」は、日本国内でCFDやFX、コモディティ、オプションといった金融派生商品を中心に取り扱い中上級者の投資家に支持されている証券会社です。今回はIG証券のサービス概要をまとめましたので紹介します。

IG証券は1974年英国ロンドンで創業のネット証券

IG証券は、1974年に英国ロンドンで創業したインターネット証券会社です。ロンドン証券取引所(LSE)に上場(証券コード:IGG)現在世界15カ国で事業拠点を構えており、様々な金融商品を取り扱っています。

世界では31万人以上が利用している他、差金決済取引(CFD)における収益では世界で1位の証券会社です。

日本国内では、株式指数や個別株の差金決済取引(CFD)の他、外国為替証拠金取引(FX)、コモディティ、オプション取引など、世界中の資産に対する金融派生商品を提供しています。

日本の証券会社では、取り扱いが少ない世界規模の資産および17,000以上の銘柄に対して、高度な取引が可能であることが特徴です。

IG証券公式サイト



IG証券はCFDやFXなど世界中の17,000銘柄以上の金融商品を取り扱い

IG証券は、英国の証券会社として日本国内では世界中の投資対象資産および17,000銘柄以上の金融商品を取り扱っています。

差金決済取引(CFD)

差金決済取引(CFD)は、IG証券が一番収益を誇る金融商品分野であり、株式に対して証拠金を手元に値動きを利用して差金決済を行う取引です。少ない資金で大きな資金で取引でることから大きな利益が望める反面、損失も大きくなるのが特徴です。

同社では日経平均株価やダウ工業株30種平均株価など株式指数に連動する約40銘柄のCFDの他、日本個別株、米国個別株、欧州個別株など12,000銘柄以上をCFDで取引できます。その他、金や原油といった商品価格に連動するCFDも扱っています。

国 別 片道手数料
率または額
(税込)
オンライン取引
最低手数料額
(税込)
電話取引
最低手数料額
(税込)
日本株
0.055% JPY110 JPY1,100
米国株
(NYSE)
2.20セント/1株 USD16.50 USD27.50
米国株
(NASDAQ)
2.20セント/1株 USD16.50 USD27.50
英国株
(LSE)
0.110% GBP11.0 GBP16.50

更に、低コストで取引できるのもの特徴で、日本株であれば片道0.055%でオンライン最低手数料は110円(税込)、米国株(NYSE)は1株あたり2.20セントで最低手数料は16.50ドルで取引できます。

外国為替証拠金取引(FX)

IG証券では、外国為替証拠金取引(FX)についても豊富な通貨ペアを取り扱っています。日本円と米ドルの他、ユーロ、豪ドル、英ポンドを含め新興国や特殊通貨を含め約100種類の通貨ペアが取引できます。

通貨ペア 午前9時~翌日午前3時 午前3時~午前9時
米ドル/日本円 0.2銭 11.0銭
ユーロ/日本円 0.5銭 19.0銭
豪ドル/日本円 0.7銭 16.0銭
ユーロ/米ドル 0.4銭 9.0銭

取引手数料はスプレッドとして取引時に手数料が上乗せされます。スプレッドは取引状況に応じて変動しますが、日本円対米ドルの場合は午前9時~翌日午前3時までであれば0.2銭、日本円対ユーロであれば午前9時~翌日午前3時までは0.5銭で取引できます。

通貨ペアごとの詳しいスプレッドについては、実績情報ではればIG証券提示のPDF資料、最新情報はIG証券公式サイトをご覧ください。

ノックアウト・オプション

IG証券ではノックアウト・オプションの取り扱いもあります。ノックアウト・オプションとは少ない資金で大きな利益が期待できる反面、大きな損失を最低限に抑えることができる攻守可能な金融商品です。

通貨や株式指数、商品に対して約160銘柄への取引可能で、オプション料を支払うことで万が一損失が発生した場合はオプション料のみの支払いですみます。また、IG証券のノックアウト・オプションの特徴としては、予めノックアウトレベルを設定し、許容可能な損失レベルを設定することが可能です。

バイナリー・オプション

IG証券ではバイナリー・オプションの取り扱いもあります。バイナリー・オプションとは一定時間後に市場が上昇するか下落するかを二者一択で予想して取引する金融商品です。面子が裏か表どちらが出るかを予想するのと似ています。予想して当たれば利益が獲得でき、外れると損失となります。

バイナリー・オプションは通貨に加え、日経平均株価、ダウ工業株30種平均の株式指数、金や原油といった商品に対して全部で21銘柄を扱っています。



IG証券は現物株の取り扱いは無いので注意が必要

IG証券は、世界規模に様々な資産に対して高度な取引が可能な証券会社でありますが、現時点では現物株の取り扱いが無い点に注意が必要です。

株式については、全て差金決済取引(CFD)での取り扱いとなり、予めIG証券に10%程度の証拠金を預けた上で、取引する必要があります。世界約12,000銘柄の株式に投資は可能ですが、CFDとなりますので利益が大きく期待できる反面、リスクも大きくなる可能性もあります。

世界の現物株に投資したい場合は、欧州投資銀行であるサクソバンク傘下の「サクソバンク証券」がおすすめです。

サクソバンク証券は、米国個別株約6,000銘柄の他、欧州株(ロンドン・フランクフルト・パリ)約2,400銘柄、中国株(香港・上海・深圳)約2,000銘柄扱っています。

更に、取引手数料も安価なのも特徴で米国株は0.20%と国内の証券会社の中では安価な他、欧州株が0.5%、中国が0.20%で安価に取引できるのが特徴です。

サクソバンク証券の詳細については、以下の公式サイトおよび詳細記事を合わせてご覧ください。

サクソバンク証券公式サイト

株式投資で外国市場に分散投資するにあたり、国内の証券会社であれば取扱銘柄が少ない問題があります。今回紹介するサクソバンク証券は米国と欧州を始めと...



IG証券はインターネットで無料で口座開設可能!

世界のあらゆる資産に対して高度な取引が可能となるIG証券ですが、これまで現物株を中心に行ってきたが、世界規模に高度な取引に挑戦してみたいと考えている方に最適な証券会社です。

口座開設はインターネットで、氏名や住所といった必要事項を入力後、本人確認書類(運転免許証もしくは個人番号カード)をアップロードするだけで、インターネットで簡単に口座開設が無料で可能です。

口座開設が完了後は、入金しすぐに取引が可能です。同社ではクイック入金が可能で、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行、住信SBI銀行、楽天銀行、Paypay銀行(旧ジャパンネット銀行)、ソニー銀行、ゆうちょ銀行の口座があれば、即時入金し取引可能です。

IG証券の詳細および口座開設は以下公式サイトよりお願い致します。

IG証券公式サイト



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