米国株を始め、中国株、欧州株に投資できる外国株専門の証券会社であるサクソバンク証券が、2021年10月より特定口座(源泉徴収有り・無し)に対応しました。これまで一般口座のみの対応でしたが、特定口座に対応することで、確定申告する際の手間を削減することが可能になります。今回はサクソバンク証券の特定口座の概要と口座開設方法を解説します。
サクソバンク証券は外国株12,000銘柄柄以上扱う外国株専門のネット証券
出典:https://www.home.saxo/ja-jp/
サクソバンク証券は、デンマークの投資銀行であるサクソバンク傘下のインターネット証券です。国内では外国為替証拠金取引(FX)事業を展開していましたが、外国株の取引サービスにも参入し、現在では米国株が約6,000銘柄、欧州株と中国株をそれぞれ2,000銘柄以上扱っています。
国内の証券会社に比べ、外国株の銘柄取扱数が多いことに加え、売買手数料もやすいのも特徴です。
米国株の売買手数料が約定代金に対して0.20%に設定されており、最低手数料が5ドル、上限手数料が15ドルに設定されています。欧州株は、ロンドン証券取引所とユーロネクスト・パリ、フランクフルト証券取引所ともに0.5%、中国株は香港証券取引所と深圳証券取引所、上海証券取引所ともに0.20%に設定されています。
サクソバンク証券の特徴や詳細については、以下公式ホームページおよび詳細記事を御覧ください。
サクソバンク証券の特定口座(源泉徴収有り・無し)の概要
サクソバンク証券は、これまで一般口座のみに対応していましたが、2021年10月より特定口座(源泉徴収有り・無し)に対応しました。
特定口座は、株式を売却して譲渡所得が発生した際に、申告分離課税として確定申告が必要になります。一般口座の場合はご自身で年間の収支を計算し申告作業が必要になりますが、これを証券会社側で収支を計算し、年間取引報告書を作成してもらうことで、ご自身での計算が不要になるほか、源泉徴収有りを選んだ場合は、納税も自動で行いますので確定申告が原則不要となります。
今回サクソバンク証券では、特定口座に対応したことで、取引口座種別として「特定外国株式(T)」が追加されました。特定口座開設後、買い付け時に特定口座を選択したい場合は、口座区分で「特定外国株式(T)」を選ぶ必要があります。
一方で、これまで一般口座で買付をしていた外国株については、特定口座への移管はできませんので注意が必要です。
特定口座の概要については、以下の記事でも詳しく紹介していますので合わせてご覧ください。
サクソバンク証券の特定口座開設手順
サクソバンク証券で口座をすでに保有されている場合は、SaxoTraderGoより専用ページにログイン後、「口座管理」→「各種設定/問合せ」を押下します。内容に「特定口座申し込み」の項目がありますので「開く」を押下します。
特定口座申し込みの画面が表示されますので、源泉徴収の有無を選択し、表示された住所が正しいことを確認します。引っ越しなどで住所が異なっている場合は、事前に住所変更手続きを行うことをおすすめします。その後、「進む」ボタンを押下します。
次のページで本年度1月1日時点の居住地の都道府県を選択し「進む」を押下します。変更がない場合は未選択のまま「進む」ボタンを押下します。
特定口座開設届出書として、同意事項の確認を行います。特定口座開設に伴う約款を記載したPDFファイルが添付されれていますので、一読し2つのチェックボックスを有効にし「進む」を押下します。
最後に確認内容が表示されますので、手続き内容に問題ないことを確認し「この内容で申し込む」を押下します。間違いがある場合は「戻って編集する」を押下し内容を修正します。
最後に、申し込みを受け付けた旨の内容が表示されます。その後、サクソバンク証券側で手続きが行われ、無事に口座開設完了後連絡が来ます。
サクソバンク証券に口座開設をご検討中の方は、口座開設と同時に特定口座に申し込みが可能です。サクソバンク証券への口座開設は下記公式ホームページより申し込みをお願いいたします。