中国株の投資で得た配当金について、再投資に充当させたい場合に便利な制度として配当金再投資制度(DRIP)があります。米国株や欧州株では一般的な制度でありますが、中国株に投資する場合、同制度が利用できるのか気になります。今回は中国株で配当金再投資制度(DRIP)が利用できるのか解説します。
配当金再投資制度(DRIP)の概要
配当金再投資制度(DRIP)は、受け取った配当金を自動で再投資してくれる制度です。米国株や欧州株では一般的な制度として利用されており、配当金を受け取り後、課税される前に、自動で株を買い付けてくれますので、保有する株式を増やすことができます。
一方で、日本株の場合は受けった配当金を再投資する場合、ご自身で再度買付の手続きを行う必要があります。ご自身で買付を行う場合、再度売買手数料が発生する他、配当金受取時に源泉徴収が行われてしまいます。
配当金再投資制度(DRIP)を利用することで、課税される前に売買手数料不要で買い付けが可能になります。
配当金再投資制度(DRIP)の詳細については、以下で解説していますので合わせてご覧ください。
中国株でも日本株同様に配当金再投資制度(DRIP)の制度は無い
米国株や欧州株で利用されている配当金再投資制度(DRIP)について、中国株については日本株同様に配当金再投資制度(DRIP)は利用できません。
米国株や欧州株の場合は、1株から株の買付が可能になり、受領した配当金の金額で株式の買付が可能になりますが、中国株も日本株同様に1単元あたりの株式数が決められており、配当金を受け取った場合でも、1単元あたりの株式数に満たない場合は買付が不可能になります。
そのため、中国株を再投資する場合は、多くの場合ご自身で買付作業が必要になります。
サクソバンク証券では中国株の一部銘柄でDRIP制度は利用可能!
中国株では配当金再投資制度(DRIP)制度は無いですが、欧州の投資銀行であるサクソバンク傘下のサクソバンク証券では、中国株でも一部銘柄でDRIP制度が利用可能となっています。(該当銘柄については下記リンクより口座開設後問い合わせが必要です。)
サクソバンク証券では、香港証券取引所に加え、上海証券取引所、深圳証券取引所に上場している銘柄を約2,400銘柄取り扱っており、売買手数料も約定代金に対して0.20%で取引が可能です。
また、中国株以外にも米国株が約6000銘柄、欧州株を2,000銘柄扱っており、取引手数料も約定代金に対してもそれぞれ0.20%、0.50%で利用でき、国内では最安値の手数料で取引が可能です。
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