引越しなどで住所変更が生じた場合は証券会社にもその旨手続きが必要になります。一方で、外国株を専門とするサクソバンク証券は住所変更の手続きを行う項目が2021年時点でなく、住所変更手続きを行う方法が分かりづらいのも事実です。今回はサクソバンク証券で住所変更の手続きを行う方法を解説します。
サクソバンク証券はWEB上で住所変更手続き不可
サクソバンク証券は、欧州の投資銀行サクソバンク傘下のネット証券です。外国株を専門に多く取り扱っており、米国株が約6,000銘柄、中国が2,400銘柄、欧州株を2,000銘柄以上取り扱っています。また、取引手数料も米国株であれば0.20%からと、国内のネット証券の外国株の手数料に比べて安価に取引ができます。
外国株を中心に投資する方にはぜひおすすめしたい証券会社ですが、住所変更が生じた場合、2021年時点でWEB上で手続きができません。
SBI証券や楽天証券、マネックス証券とった国内のネット証券であれば、WEB上で簡単に手続きが可能ですが、サクソバンク証券の場合は、後述している通り、SAXO Trader GOにログインしお問い合わせフォームより連絡する必要があります。
合わせて、住所変更を行う場合は個人番号カード(マイナンバーカード)もしくは住民票が必要になります。事前に役所に出向いて転入手続き、住所変更手続きを行った上で、それぞれの身分証明書に新住所が反映させておく必要があります。
Saxo TraderGOの問い合わせフォームより住所変更を連絡
サクソバンク証券で住所変更を行う場合は、専用の取引ツールである「Saxo TraderGO」にログインして、問い合わせフォームより住所変更したい旨を連絡する必要があります。
「Saxo TraderGO」にログイン後、右上の「?」アイコンをクリックすると、右下にサポートのリンクが表示されますので、「新規お問い合わせ及びお問い合わせ中の内容を確認できます」をクリックします。
お問い合わせフォームが開きますので、以下の内容を入力し「送信」ボタンをクリックします。
・ユーザーID
・氏名
・生年月日
・旧住所
・新住所
・本人確認書類
本人確認書類の部分については、マイナンバーカードもしくは住民票のどちらかを記入します。
本人確認書類をアップロードする
お問い合わせフォームより住所変更依頼が完了後、本人確認書類アップロードページにアクセスし、マイナンバーカードもしくは住民票をアップロードします。
本人確認書類にいては、事前に画像ファイル(jpg、bmp、gif、tif)、PDFファイルにて用意しておきます。スキャナをお持ちであればPDF形式で、お持ちでない場合はスマートフォンやデジタルカメラで撮影すると速やかに手続きが可能になります。
口座開設時の名前とSaxoIDの番号を入力後、「写真付き個人番号(マイナンバーの提出を希望)を選択し、マイナンバーカードの表裏両方をアップロードします。
アップロードすると、アップロードした内容が表示されますので内容を確認後問題なければ「アップロードする」ボタンをクリックして提出を行います。
住所変更の手続きは、1週間程度で完了します。完了後、問い合わせページにて完了した旨の返信がありますので確認します。
外国株への投資はサクソバンク証券がおすすめ!
サクソバンク証券は、米国株が約6,000銘柄、中国株(香港、上海、深圳)が2,000銘柄、欧州株(英国、ドイツ、フランス)が2,400銘柄以上取り扱っており、外国株を豊富に取り扱っている証券会社です。特に、欧州株は日本国内で取り扱いが少ない中、最多の取扱数となります。
また、手数料も低く、米国株が0.20%、中国株が0.20%、欧州株が0.50%と低水準に設定されているのも特徴です。
米国株と欧州株については、配当金再投資制度(DRIP)を利用することで、課税される前に自動で配当金が再投資されますので、二重課税を回避することができることに加え、雪だるま式に株式を増やすことで、長期的な資産形成にも有効です。
サクソバンク証券については、以下に詳しく紹介していますので合わせてご覧下さい。