ロボアドのウェルスナビを活用し将来に向けて運用を始めたが、多くの方は辞め時を考えて運用される方は少数であると考えられます。今回は、ウェルスナビの運用で利益確定するタイミングについて考えてみます。
ウェルスナビの運用目的が達成できれば利益確定する
ウェルスナビは、ロボットを活用して外国市場に上場している上場投資信託(ETF)を自動で運用するサービスです。年齢や年収、資産額、運用目的など最初の質問に回答することで、リスク許容度を判定し、そのリスク許容度に基づいて、自動でポートフォリオを最適化しながら運用ができます。
近年では、将来的に受給できるであろう年金が少なくなるなど、将来のお金に対して漠然とした懸念がある中、資産運用を始める方も増えています。運用を辞めて利益確定するのはいつが良いのかという答えを明確にしている方は少ないものと考えられます。運用を開始する場合は、その運用目的を明確にした上で運用を始めることで、後々の出口戦略が立てやすいといえます。
例えば、老後の資金を確保する目的であれば、これまで運用したものは定年退職後などに利益確定するといった計画が立てやすくなります。
そのため、はじめに運用目的を明確にした上で、その目的が達成できた時点で利益確定することが望ましいと言えます。ただし、その目的は短期的なものではなく、生活設計を踏まえた上で長期的な目的を定める必要があります。
ウェルスナビは短期取引は不向きのため短期利益確定はおすすめしない
ウェルスナビで運用を始めると、ある程度運用収益がプラスになった際に、運用資金をすべて売却して利益確定したいと考える方も多いです。
これは、ウェルスナビに限らず、株式投資でも同様ですが、相場は常に変動しており、今は運用収益が得られていても、その後、相場が大きく下落した場合、損失が発生してしまうことも考えられ、人間の心理的に今のうちに利益確定しておこうという気持ちになります。
一方で、今のうちに売却したといって、相場が下落しても、また元に戻り更に上昇した場合、その分の値上がり益の恩恵を受けることはできなくなります。
ウェルスナビの場合は、自動で運用ポートフォリオのリバランスを行っており、相対的に高くなった運用資産の一部を売却することで、調整を行っています。そのため、短期的に全部を売却して利益確定しながら運用するのではなく、長期的に運用できるように最適化されています。
そのため、短期的な値上がり益を目的とした利益確定には不向きであると言えます。
利益確定も一気に行わず少しづつ行うことも可能
ウェルスナビで運用し、利益確定する場合、必ずしも運用資産すべてを利益確定する必要はありません。
運用目的を明確にしていても、途中で多額な資金が必要になり、運用資産を現金化する必要性が出てくる場合もあります。その際に、一気に利益確定して現金化すると、その後得られるであろう運用益は得られなくなります。そのため、運用資産の一部のみを現金化することで、残りの部分は引き続き運用を行うことができます。
また、仮に運用目的が老後資金の確保であった場合においても、定年退職後にすべてを利益確定して現金化する以外にも、毎月定期的に利益確定して現金化する方法も利用できます。そうすることで、残りの資産は引き続き運用が可能となります。
そのため、ウェルスナビで運用した後は、運用目的を加味した上で、少しづつ利益確定していくという方法もおすすめです。
ウェルスナビの口座開設および詳細は以下の公式サイトよりご確認ください。