ネット証券4社の中国株の注文方法を徹底比較

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投資は国内だけではなく国や地域を分散した投資も重要です。国内株であれば多彩な注文方法が利用できますが、外国株の場合であれば注文方法が限られる場合もあります。今回はネット証券5社の中国株の注文方法を比較してみます。

株取引で利用される3つの注文方法

株取引を行なう場合、注文方法は多くありますが、主に利用される取引方法としては、「成行注文」と「指値注文」、「逆指値注文」の3つがります。

成行注文

成行注文は、その場で成立した値段で売買を行なう注文方法です。今すぐ買いたい、もしくは、売りたいという場合に使えます。

指値注文

指値注文は、指定した値段で注文を行なう方法です。指定した値段になるまで、もしくは、それより有利な値段になるまで注文は行われません。安く買いたい、高く売りたいという場合に使えます。

逆指値注文

逆指値注文は、指定した値段以上もしくは以下になった場合に注文を行なう方法です。損失を限定的にしたいという場合に使うことができます。

株取引で使える注文方法についての詳しい解説は以下で解説していますので合わせてご覧ください。

株式投資を行うに当たり、証券会社を通じて売買注文を出す必要があります。売買時の注文方法は主に3通りの注文方法が存在し、状況に応じて使い分けること...

中国株を取り扱っているネット証券

ネット証券で米国株を取り扱っている証券会社は、デンマーク投資銀行サクソバンク傘下のサクソバンク証券の他、SBI証券マネックス証券楽天証券です。

上海証券取引所 深圳証券取引所 香港証券取引所
サクソバンク証券 161銘柄 97銘柄 1733銘柄
SBI証券 取扱無し 取扱無し 1,500銘柄
マネックス証券 取扱無し 取扱無し 2058銘柄
楽天証券 235銘柄 取扱無し 719銘柄

中国株の取り扱いは、サクソバンク証券は香港の他、上海と深圳市場に上場している約2,000銘柄マネックス証券が香港市場に上場している銘柄を約2,000銘柄、SBI証券は香港市場に上場している銘柄が1,500銘柄、楽天証券が香港と上海市場に上場している銘柄が約1,000銘柄取り扱っています。

サクソバンク証券 SBI証券 マネックス証券 楽天証券
売買手数料 0.20% 0.26% 0.25% 0.5%
最低手数料 40香港ドル/40人民元 47香港ドル 45香港ドル 500円(10万円まで)
最大手数料 450香港ドル/350人民元 470香港ドル 450香港ドル 5,000円(100万円以上)

手数料としては、サクソバンク証券が約定代金に対して0.20%、マネックス証券が0.25%、SBI証券が0.26%、楽天証券が0.5%に設定されています。

ネット証券4社の取り扱い銘柄数と手数料についての詳細は以下で紹介していますので合わせてご覧ください。

世界一の人口を有しており、今後も世界を牽引する経済成長が期待できる中国市場は長期的に株式投資においても有望な市場です。今回は国内で展開しているネ...



ネット証券4社の注文方法

サクソバンク証券 マネックス証券 SBI証券 楽天証券
成行注文 ○(売りのみ) × ×
指値注文
逆指値注文 × × ×
その他 IFD/IFD-OCO注文

中国株の注文方法はそれぞれの証券会社によって異なります。

サクソバンク証券では、成行注文と指値注文、逆指値注文の他、IFD注文、IFD-OCO注文が利用できます。IFD注文は注文と同時に注文が成立した後の売り注文を同時に出すことが可能な注文です。IFD-OCO注文はIFD注文に加え、異なる2つの指値注文を出し、どちらかが成立した場合にもう一方の注文を取り消す注文方法です。

マネックス証券は、指値注文に加え、売りのみ成り行き注文が可能です。ただし、時間帯の指定があり、前場の取引開始まで利用できます。

SBI証券と楽天証券は指値注文のみ利用できます。ただし、当日中のみとなっていますので期限をしてした注文ができません。

各証券会社の詳細と申込みについては以下の公式サイトよりご覧ください。
サクソバンク証券公式サイト
マネックス証券公式サイト
SBI証券公式サイト
楽天証券公式サイト

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