ネット証券5社の米国株注文方法を徹底比較

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国内からも投資先の地域を分散する目的で米国株への関心も高まっています。国内株であれば多彩な注文方法が利用できますが、外国株の場合であれば注文方法が限られる場合もあります。今回はネット証券5社の米国株の注文方法を比較しました。

株取引で利用される3つの注文方法

株取引を行なう場合、注文方法は多くありますが、主に利用される取引方法としては、「成行注文」と「指値注文」、「逆指値注文」の3つがります。

成行注文

成行注文は、その場で成立した値段で取引を行なう注文方法です。そのため、今すぐ買いたい、もしくは、売りたいという場合に使えます。

指値注文

指値注文は、指定した値段で注文を行なう方法です。指定した値段になるまでもしくは、それより有利な値段になるまで注文は行われません。安く買いたい、高く売りたいという場合に使えます。

逆指値注文

逆指値注文は、指定した値段以上もしくは以下になった場合に注文を行なう方法です。損失を限定的にしたいという場合に使うことができます。

株取引で使える注文方法についての詳しい解説は以下で解説していますので合わせてご覧ください。

株式投資を行うに当たり、証券会社を通じて売買注文を出す必要があります。売買時の注文方法は主に3通りの注文方法が存在し、状況に応じて使い分けること...

米国株を取り扱っているネット証券

ネット証券で米国株を取り扱っている証券会社は、デンマーク投資銀行サクソバンク傘下のサクソバンク証券の他、SBI証券マネックス証券楽天証券DMM.com証券です。

サクソバンク証券 SBI証券 楽天証券 マネックス証券 DMM.com証券
取扱銘柄数 約6000銘柄 約6000銘柄 約4600銘柄 約5000銘柄 約900銘柄
売買手数料 0.20% 0.45% 0.45% 0.45% 0%
最低手数料 5米ドル 0米ドル 0米ドル 0米ドル 0米ドル
上限手数料 15米ドル 20米ドル 20米ドル 20米ドル 0米ドル

米国株の取り扱いは、サクソバンク証券とSBI証券が国内最多で約6000銘柄楽天証券と約4500銘柄、マネックス証券が約5000銘柄、DMM.com証券が約900銘柄取り扱っています。

手数料としては、サクソバンク証券が約定金額に対して0.25%(最低5ドル、上限15ドル)、それ以外のSBI証券とマネックス証券、楽天証券、DMM.com証券は0.45%に設定されています。SBI証券とマネックス証券、楽天証券については、最低手数料0ドル、上限20ドルで利用できます。DMM.com証券は最低5ドル、上限20ドルです。

ネット証券5社の取り扱い銘柄数と手数料についての詳細は以下で紹介していますので合わせてご覧ください。

https://kabutoshimichi.com/2019/08/13/usstock-commision/



ネット証券5社の注文方法

サクソバンク証券 SBI証券 楽天証券 マネックス証券 DMM.com証券
成行注文
指値注文
逆指値注文 × ×
その他 IFD/IFD-OCO注文 トレースストップ注文 IFD注文

米国株の注文方法はそれぞれの証券会社によって異なります。特に注文方法が多いのはサクソバンク証券とマネックス証券です。

サクソバンク証券では、成行注文と指値注文、逆指値注文の他、IFD注文、IFD-OCO注文が利用できます。IFD注文は注文と同時に注文が成立した後の売り注文を同時に出すことが可能な注文です。IFD-OCO注文はIFD注文に加え、異なる2つの指値注文を出し、どちらかが成立した場合にもう一方の注文を取り消す注文方法です。

マネックス証券は、3つの注文方法に加え、トレースストップ注文が利用でき、株価の上昇幅と下落幅に合わせて、逆指値注文のトリガーとなる価格を瞬時に自動で調整し、注文することができます。設定時の値幅は価格もしくはパーセント(%)で設定可能です。

楽天証券DMM.com証券については逆指値注文は利用できません。ただし、DMM.com証券のみIFD注文が利用可能です。

各社の詳細と口座開設の申込みは以下の公式サイトよりお願いいたします。

サクソバンク証券公式サイト
SBI証券公式サイト
楽天証券公式サイト
マネックス証券公式サイト
DMM.com証券公式サイト

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