テーマ投資を提供しているFOLIOより新たなロボアド「FOLO ROBO PRO」の提供を開始しています。市場データをAIで先読みし損失を抑え短期で利益追求が可能などこれまでに無いロボアドサービスであります。今回は、実際にROBOPROで運用を行なう場合における長所と短所を解説します。
FOLO ROBO PROの概要
ROBOPROは、テーマ投資サービスを提供しているFOLIOが、2020年1月よりサービスを開始したロボアドサービスです。
人口知能(AI)を活用することで、40種類以上の市場データから今後の動向を先読みし、損失幅を最小限に留め、短期でも利益追求が可能になるように設計されているのが特徴です。
これまでのロボアドとは異なり、短期間(数年)でも利益追求ができることなど、高い運用実力を出したいと考えている方に最適なロボアドであると言えます。
運用は、株や債券、不動産、商品に連動した外国の上場投資信託(ETF)を活用して運用が行われます。初期投資額は10万円からで、運用手数料は年率1%(税込1.1%)で利用できます。運用残高が3,000万円を超える部分については年率0.5%(税込0.55%)となります。
ROBORROを運用する4つの長所
ROBOPROで運用する長所としては、短期間での利益追求が可能な点と、損失を最小限にとどめたい場合に最適であること、初期投資額が10万円から、専門知識不要で自動運用が可能なことです。
短期間でも利益が追求可能
ROBORROの長所としては、他のロボアドが長期的な運用を目的として提供しているのに対して、ROBO RROは前述の通り、40種類以上の市場データを人口知能(AI)を活用して動向を予測することから、短期間(数年)でも利益追求が期待できることにあります。
そのため、数年と短い期間で資産を増やしたいと考えている場合に最適であると言えます。
損失を最小限に留めたい場合に最適
ROBOPROは、利益追求だけではなく、相場が急落した場合においても損失を最小限にとどめたいと考えている場合でも最適であります。
先程の40種類以上の市場データを活用し、相場が急落する予兆を捉えることで、損失の幅を減らします。2020年3月のコロナショックとときも、一般的なロボアドでは25%から30%の損失が発生したのに対し、ROBOPROでは15%程度の損失に留めています。
初期投資額10万円と少額で始められる
ROBOPROは、初期投資額は10万円となっており、他のロボアドサービスと同様となっています。そのため、多くの投資資金は無いが、運用を始めてみたいと検討する場合、始めやすいと言えます。
ただし、人によって10万円は出せないという場合は、NTTドコモとロボアドのTHEOが提携して提供しているTHEO+docomoであれば1万円から運用を開始することができます。
専門的な知識不要で自動で運用可能
投資を行なうにはご自身で様々なデータを集めて投資判断を行なう必要がありましたが、ROBOPROでは人口知能(AI)が市場データを活用して先読みして運用を行いますので、ご自身でデータを集めるといった作業が不要になり、完全におまかせできます。また、自動で運用するため、忙しい方でも時間を割くことなく運用可能です。
ROBORROを運用する場合の4つの短所
ROBOPROで運用する短所としては、積立に対応していない、出金手数料が発生する、少額投資非課税制度(NISA)に対応していない、運用ETFの移管ができない点にあります。
積立運用に対応していない(2021年4月より対応)
ROBOPROは、当初積立による運用には対応していませんでしたが、2021年4月より対応となりました。
出金時に300円の手数料が発生する
ROBOPROは、入金時はインターネットバンクからクイック入金機能を使うことで無料で証券口座に入金ができます。一方で、現金としてご自身の銀行口座に出金する場合は、出金手数料として300円が発生しますので注意が必要です。ウェルスナビやTHEOでは入出金時の手数料が無料になっていることを考慮すると、出金手数料の見直しも望まれます。
少額投資非課税制度(NISA)に対応していない
ROBOPROは少額投資非課税制度(NISA)には対応していません。自動運用で月1回の運用見直しが行われるため、投資金額によっては年間120万円の枠を超過することも考えられるため、非対応となっています。
運用ETFの移管はできない
ROBOPROで運用しているETFは他の証券口座などに移管することはできませんので注意が必要です。ROBOPROをやめる場合は運用ETFはすべて売却となります。
また、運用者が死亡したなど相続が発生する場合も、原則として現金化した上で、相続人に支払われます。