空売りとは何か?その仕組みと概要をわかりやすく解説

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株式投資では買った後に株価が上昇することで値上がり益を狙うことが一般的に行われている投資方法ですが、空売りを利用することで、株価が下落局面においても利益が得ることができます。今回は空売りの概要と仕組みを解説します。

空売りは証券会社から株を借り売却後に買い戻すことで利益を得るもの

空売りとは、信用取引の一つで、証券会社から株を借りた後に売却し、株価が下落したタイミングで買い戻し、証券会社に返却することで、その間の差益を得る投資手法です。

空売りは、もともと持っていない株を証券会社から借りることで売却することができます。そのため、株価が下がると判断することで、即時に空売りを利用して売り注文を行うことで、利益を狙うことが可能となります。

信用取引についての詳細は以下の記事で詳しく解説していますので合わせてご覧ください。

株式投資では主に現物取引と信用取引の2種類があります。信用取引は手元資金より多くの取引が可能になるほか、下落局面でも利益が狙えるなど、取引の幅が...

現金や有価証券など担保があれば手元資金不要で投資可能

空売りは、一般的な株式投資である現物取引とは異なり、投資するにあたり手元資金は不要です。その代わり、証券会社から株を借りることになりますので、万が一、返済できな事態に備えて、予め現金もしくは株式や投資信託といった担保を提供する必要があります。

そのため、預け入れ資産は豊富にあるが、手持ち資金がない状況であるが好機を逃したくないといった場合に活用できます。



空売り利用時は貸株料が発生する

空売りは、株式を証券会社から借りることになりますので、その賃借料である貸株料が発生します。

貸株料は証券会社によって独自に設定されており、ネット証券であれば、SBIネオトレード証券が1日あたり1.10%、SBI証券マネックス証券が1.15%に設定されています。



現物買いに比べると損失を出す可能性が高い

空売りは、株価の下落局面で利益を狙いやすい投資手法でありますが、現物買いに比べると損失を出すリスクは高いと言えます。

株は本来は上昇するようにできているものですが、株価が下落すると予想していたが、それに反して上昇した場合、当然ながら損失が大きくなります。また、現物買いと比べて損失を出した場合、底がありませんので、上昇を続ければ続けるほど損失額が大きくなることになります。

空売りは現物取引と組み合わせて、リスク回避を目的に利用することもできます。

SBIネオトレード証券は信用取引手数料が無料!

空売りを利用したい場合、証券会社に信用取引専用の口座を開設する必要があります。信用取引の手数料は証券会社によって大きく異なっており、各社を比較して手数料費用を安く抑えて取引することが重要です。

SBIネオトレード証券では、金額を問わず手数料無料(金利、貸株料除く)で利用できる他、松井証券は約定代金50万円までであれば無料で利用することができます。

SBIネオトレード証券で信用買をする場合の金利は1日あたり2.30%(制度信用)、貸株料は1.10%に設定されています。

SBIネオトレード証券の詳細や口座開設については以下の記事もしくは公式サイトをご覧ください。

SBIネオトレード証券公式サイト

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