株式投資において、受け取った配当金を再投資する方も多いです。日本株の場合は受け取った配当金を再投資する場合は、ご自身で買付作業が必要になりますが、米国株に投資している場合、受け取った配当金を自動で再投資してくれる制度として配当金再投資制度(DRIP)が導入されています。
配当金再投資制度(DRIP)は配当金を自動で再投資してくれる制度
配当金再投資制度(DRIP)とは、受け取った配当金を自動的に株式購入を行える再投資制度です。
DRIPはDividend Reinvestment Planの略で、日本語で表現すると配当金再投資制度となりますが、米国株の場合は、これまで受け取った配当金を再投資できる制度として、長期投資を行う方の間で活用されています。
一方で、日本株の場合は、1単元あたり100株から投資する必要があるなど、必ずしも受け取った配当金のみで再投資可能な投資額を満たすとは限らず、配当金を自動で再投資する制度は導入されていません。そのため、再投資したい場合は、ご自身で買付作業を行う必要があります。
配当金の自動投資で売買手数料無しで課税が回避可能
配当金再投資制度(DRIP)を利用することで、単純に自動で再投資するため手間を省ける利点がありますが、それ以外にも、通常発生する売買手数料が発生しないことや、配当金として口座に入金される前の段階で、再投資が行われるため、源泉徴収が行われないなど、節税にも繋がります。
そのため、同制度を利用することで、無駄な手数料や税金を負担する必要性が無いことに加え、これを雪だるま方式に積み上げていくことで複利の効果を生みます。
複利とは、受け取った利息を再投資することで、再投資した利息に対しても更に利息が付与され、これを長期に続けていくことで資産を増やすという方法です。
そのため、長期で投資をしていきたい方にはおすすめできる制度であると言えます。
日本国内ではサクソバンク証券が配当金再投資制度(DRIP)を導入
出典:サクソバンク証券
日本国内においても米国株を取り扱う証券会社は増えていますが、米国株の取り扱いが多い、SBI証券やマネックス証券、楽天証券といったネット証券では2020年5月時点で同制度を提供していません。
国内で唯一、配当金再投資制度(DRIP)を提供している証券会社は、デンマーク投資銀行サクソバンク傘下のサクソバンク証券のみとなっています。
同社は、米国株の他、欧州株、中国株と外国株の取り扱いに強みを持っており、米国株では約6000銘柄以上、欧州株で2400銘柄以上、中国株で2000銘柄以上取り扱っています。
米国株の売買手数料についても約定代金に対して0.20%に設定されており、最低5ドル、最高でも15ドルに設定されており、国内のネット証券の平均0.45%の手数料に比べると、お得に取引が可能となっています。
米国株に長期投資をご検討中の方は、ぜひ口座開設をおすすめしたい証券会社です。詳しくは下記公式サイトもしくは記事をご覧ください。