ロボアドのTHEOは株式も運用資産として組み入れているため、株式相場が大きく下落した場合、影響を受けることになります。今回は、THEO運用中に株式相場が大きく下落した場合における対処方法をお伝えします。
THEOはロボットを活用して自動で資産運用ができる
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THEOは、ロボットを活用して運用者のリスク許容度に応じて自動で資産運用ができる投資サービスです。
運用を始める前に、現在の年齢の他、年間収入、貯蓄額、資産額、初期投資額の5問の質問に回答し、回答内容に応じてリスク許容度を判定し、最適な運用組入資産や銘柄の割合(ポートフォリオ)を提案します。
その後は、回答内容に基づいたリスク許容度に応じて、自動で運用が行われます。そのため、原則として、運用者自身で銘柄を入れ替えるといった作業は不要となり、運用開始後は、運用状況を確認するのみとなります。
THEOの初期投資額はたったの10万円からと少額で運用できますので、運用に充当できる資金が少なくても気軽に始めることができます。運用は、株式や債券、不動産、商品といった複数の資産における、代表的な指数に連動した有価証券である上場投資信託(ETF)を活用します。
運用者のリスク許容度に合わせて30から40銘柄のETFを組み入れ、相場状況などに合わせて保有比率を自動で調整します。
自動運用可能であるが損失が出ないわけではない
THEOは、ロボットを活用して自動で運用が行われますが、誤解していただきたくないのは、購入した価格を下回った状態である「損失(評価損)」が出ないわけではありません。
あくまでもリスク許容度に応じて、損失が発生するような状況をできるだけ最小限にするように調整を行います。そのため、リスク許容度が高い場合は、株式を中心とした運用になりますが、2008年のリーマン・ブラザーズや2020年の新型コロナウイルスによるコロナショックのように、急激に株式市場が大きく下落した状況になった場合、ロボットで急な対応は現時点ではできず、そのまま評価損の状態になります。
株式市場が低迷した場合は、評価損は発生しますが、状況に応じて、債券や金といった商品の組入比率が上昇することになります。
自動運用のため特別な作業は不要で投資をそのまま継続
THEOは、前述している通り、ロボットを活用して自動で運用が行われますので、運用者自身で銘柄を入れ替えると行った作業は不要になります。
あらかじめ、回答した内容に基づいてリスク許容度が判定されていますので、判定内容に従ってロボットが相場状況に応じて、運用銘柄に組入などを調整します。
一方で、リスク許容度を高く設定している場合、株式相場が大きく下落すると、評価損も大きくなることも考えられます。ただし、毎月積み立てて運用している場合は、相場低迷時にも積立で購入することができますので、次の相場回復で、現行の損失が早期に最小限になります。
相場回復は、下落幅が大きくなればなるほど、回復まで時間を要する傾向にあります。そのため、一気に購入して持ち続けるより、毎月積み立てを行い時間を分散することが重要になります。
そのため、目先の損失は耐えて、次の上昇局面を目指して投資を継続することをおすすめします。
THEOはリーマンショック前の2007年からの運用で年間8.4%のリターンを計上
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THEOは、リーマンショック前の2007年から運用した場合において、過去11年間にわたり計上したリターンは70%となります。年率にして8.4%となります。
リーマンショック後は、当然ながら元本を下回って推移した時期が続いていますが、株価の回復などで、長期的には収益が得られていることがわかります。
そのため、過去のリーマンショックをはじめ、2020年の新型コロナウイルスによるコロナショックなど株式相場が大きく下落した局面においても、損切りを行わず、継続的に運用していくことが重要であります。
THEOの運用はTHEO+docomoがおすすめ!
THEOは、ドコモと提携してTHEO+docomoを提供しています。THEOが直接提供の場合、初期投資額は10万円からなのに対し、THEO+docomoは1万円から始めることができます。
また、運用に応じてドコモのdポイントが付与されますので、資産運用とポイントを二重で貯めることができます。例えば、100万円を1年間運用した場合、年間で得られる合計ポイント数は1800ポイントとなります!
運用については直接提供のTHEOと同様の仕組みであり、手数料形態も最低年率0.65%(税込0.715%)から1%(税込1.1%)となります。10万円運用した場合、年率0.9%(税込0.99%)で運用可能です。