欧州株が取引可能な日本国内の全ての証券会社とおすすめ証券会社を紹介!

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近年ではインターネットを使って世界中の株式の売買が簡単にできるようになっています。今回は、外国市場への分散投資を検討されている方に、欧州株を取り扱っている証券会社を紹介します。

欧州株式市場の特徴

日本では多くの方が国内に上場している株式(日本株)を中心に売買していることが多いのが事実です。投資だけではありませんが、日本の場合、言葉の壁などからあまり外国の情報を用意に入手しづらい状況もあることから、何かと国内に物事を集中してしまう傾向が見受けられます。

ただし、視野を広げると、株式投資先は日本だけではなく、米国株や中国株の他、今回紹介する欧州株など世界全体に投資することも可能です。

欧州株は、主にロンドン証券取引所(LSE)、フランクフルト証券取引所、ユーロネクスト・パリ証券取引所など欧州の証券取引所に上場している株式のことです。

国内でもユニリーバ(ULVR)、自動車のダイムラー(DAI)やBMW(BMW)、ネスレ(NESN)など、知名度が高い伝統的で優良企業は多く存在しています。そのため、国内からでも外国市場へ分散投資を検討する場合においても、多くの企業を見つけることが可能です。

株式投資を行うにあたり投資先の国を分散することも重要です。日本に加え投資先として検討したい市場として欧州市場があります。今回は欧州株式市場の概要...

英FTSE100の1980年からの株価推移

ロンドン証券取引所に上場している上位100銘柄の値動きを指数化したFTSE100、ドイツのDAX指数、フランスのCAC40指数など、世界的な株価の値動きにおいてもこれらの指数に関する情報も多い他、上場投資信託(ETF)を通じて取引を行うことも可能です。

また、日経平均株価とは異なり、右肩上がりで推移しており、長期投資としても活用しやすいと言えます。

英国を代表する株式指数として「FTSE100」があります。世界的には米国のNYダウやS&P500、NASDAQに次いで主要な指数として株...


欧州株が取引可能な実店舗を持つ証券会社

欧州株は、国内では残念ながら取り扱いが少ないですが、実店舗を持つ証券会社でも取り扱いを行っている証券会社は存在します。ただし、手数料が割高になる傾向がありますので注意が必要です。

SMBC日興証券

出典:https://www.smbcnikko.co.jp/

海外取次手数料 店頭窓口にて問い合わせ
国内取次手数料 1.265%~

欧州株に関する取引や取り扱い銘柄については実店舗で相談する形となります。手数料としては、現地手数料の他、国内取次手数料、諸費用となっています。国内取次手数料は約定代金に対して約1.265%発生します。

大和証券

出典:https://www.daiwa.jp/

海外取次手数料 店頭窓口にて問い合わせ
国内取次手数料 店頭:1.26500%~
電話窓口:0.99000%~

大和証券では欧州13カ国の一部株式を取り扱っています。店頭で取引する場合は約定代金に対して最大1.26500%の委託手数料、電話窓口取引する場合は、0.99000%の国内取次手数料が発生します。インターネットで欧州株の取引はできません。

みずほ証券

出典:https://www.mizuho-sc.com/

海外取次手数料 0.5%
国内取次手数料 55,000円以下:11%
55,000円以上30万円未満:6,050円(税込)
30万円超100万円未満:約定代金×1.10000%+2,750円
100万円超300万円未満:約定代金×0.99000%+3,850円

みずほ証券では、英国、ドイツ、フランスの証券取引所に上場している一部銘柄を売買することができます。海外取次手数料は約定代金に対して0.5%に設定されています。加えて、国内取次手数料として約定代金によって異なり、55,000円未満は最大11%の手数料が発生します。



三菱UFJモルガン・スタンレー証券

出典:https://www.sc.mufg.jp/

海外取次手数料 0.5%
国内取次手数料 最大1.10%

三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、英国、ドイツ、フランス、スイス、オランダに証券取引所に上場する一部銘柄を取り扱っています。手数料は国内取次手数料が最大1.10%、海外取次手数料が約定代金の0.5%発生します。

岡三証券

出典:http://www.okasan.co.jp/

海外取次手数料 英国、ドイツ市場:0.5%
フランス市場:0.3%
国内取次手数料 店頭窓口:最大1.3750%
インターネット:最大0.6875%

岡三証券では、英国、ドイツ、フランスの証券取引所に上場している一部銘柄を売買することができます。手数料としては国内取引手数料として店頭の場合は最大1.3750%、インターネットの場合は最大0.6875%発生します。更に、海外取次手数料として、英国、ドイツの場合は約定代金の0.5%、フランスの場合は約定代金の0.3%発生します。

東海東京証券

出典:http://www.tokaitokyo.co.jp/

海外取次手数料 店頭窓口にて問い合わせ
国内取次手数料 1.43%

東海東京証券では、英国、ドイツ、フランスの証券取引所に上場している銘柄の一部を売買することができます。手数料としては国内手数料として最大1.43%、更に、海外取次手数料が発生します。手数料詳細については店頭にて問い合わせる形となっています。

藍澤證券

出典:https://www.aizawa.co.jp/

海外・国内手数料 2.5%

藍澤證券では、英国、ドイツ、フランス、オランダの証券取引所に上場している銘柄の一部を売買することができます。手数料としては海外手数料と国内手数料含めて約定代金に対して2.5%発生します。

欧州株が取引可能なネット証券とおすすめ証券会社

インターネットで欧州株を売買可能なネット証券については、国内で知名度が高いSBI証券楽天証券マネックス証券では2020年1月時点で欧州株の取り扱いはありません。

国内で唯一インターネットで欧州株が売買可能でおすすめしたいネット証券は、デンマーク投資銀行傘下の「サクソバンク証券」です。

英国株式 ドイツ株式 フランス株式
取扱銘柄数 約1,000銘柄 約600銘柄 約800銘柄
手数料 0.5% 0.5% 0.5%
最低手数料 8ポンド 12ユーロ 12ユーロ

イギリスが約1,000銘柄、ドイツが約600銘柄、フランスが約800銘柄と欧州株トータルで約2400銘柄取り扱っています。

売買手数料も約定代金の0.5%と安価なのも特徴です。ロンドン証券取引所に上場している銘柄であれば最低手数料は8ポンド、フランクフルト証券取引所とユーロネクスト・パリであれば12ユーロに設定されています。

欧州市場にも分散して投資したいと考えている場合、手数料などのコストや取り扱い銘柄数などを加味するとサクソバンク証券が取引しやすいと言えます。

サクソバンク証券公式サイト

株式投資で外国市場に分散投資するにあたり、国内の証券会社であれば取扱銘柄が少ない問題があります。今回紹介するサクソバンク証券は米国と欧州を始めと...


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