米国のハイテク銘柄の株式市場の動向をしる株価指数として「ナスダック総合指数」があります。成長性が高い情報通信(IT)関連の銘柄多く組み入れられていることでも知られ、大きく成長している銘柄も多い特徴があります。今回はナスダック総合指数の概要を解説します。
米国のNASDAQ市場に上場されている銘柄で構成された時価総額加重平均指数
ナスダック総合指数とは、米国および米国外のNASDAQ市場に上場されている銘柄で構成された時価総額加重平均指数で、NASDDAQ市場に上場している約3000銘柄で構成されています。
NASDAQ市場は、「National Association of Securities Dealers Automated Quotations」の略で、1971年に全米証券業協会が主催となって解説された電子株式取引市場としてスタートしたのが始まりです。世界的に見ると時価総額はニューヨーク証券取引所に次いで2番目に大きい市場となっています。
米国のITを中心とした新興市場という位置づけとしてのイメージが強いですが、MicrosoftやApple、Intel、Googleの持株会社であるAlphabet、Facebookなど、世界的にも知名度が高く成長性が高い、IT企業が上場しているため、シリコンバレー地域を中心としたIT業界の動向を知る指標としても活用されています。
ナスダック総合指数の値動き
ナスダック総合指数の値動き
ナスダック総合指数の値動きを見てると、リーマンショック前の2008年4月から2019年1月までほぼ一貫して右肩上がりで推移しているのがわかります。
リーマンショック前は2000ポイント前後で推移していましたが、2019年1月時点では8,000ポイントを目の前に推移しており、この10年間で約4倍に上昇していることになります。
大きな下落があったのはリーマンショック時の2008年後半から2009年前半で最安値として1265.52ポイントまで下落しました。続いて、2018年後半に米中貿易摩擦やFRBの利上げなどの影響で6,000ポイント直前まで下落しています。
このように過去いくつかの大きな下落局面に直面するものの、情報社会が進展するなか、IT需要はますます増加していることから、さらなる成長が期待できます。
ナスダック総合指数主要組入銘柄
ナスダック総合指数の組入銘柄の中で主要の10銘柄を紹介します。
1.Apple(APPL)
2.Amazon.com(AMZM)
3.Alphabet(GOOG)
4.Microsoft(MSFT)
5.Adobe Systems(ADBE)
6.Facebook(FB)
7.Netflix(NFLX)
8.Intel(INTC)
9.Cisco Systems(CSCO)
10.Texas Instruments(TXN)
多くはIT関連が連なっていますが、それ以外にも日本で知名度が高い銘柄としてはコーヒーチェーンのStarbacks(SBUX)、倉庫型スーパーマーケットと展開しているCostco(COST)などがあります。
ナスダック総合指数の業種としては情報通信が6割、一般消費財が2割、ヘルスケアが1割とほぼIT関連の割合が多いです。
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