ロボアドで運用した内容についても、運用収益があれば場合によって確定申告が必要になります。今回は、確定申告の際に必要となる特定口座年間取引報告書の入手方法を解説します。
ウェルスナビやTHEOでも特定口座年間取引報告書の入手は可能
ロボアドにおいても、毎年確定申告している場合の他、外国税額控除を適用する場合、口座そのものを解約して売却益が得られた場合、他の証券口座と損益通算を行いたい場合、繰越控除を適用したい場合など確定申告を行う必要があります。
確定申告はロボアドでの運用も例外ではなく、ロボアドで得た売却益や分配金なども確定申告を行うことで税額が控除される場合がありますので、確定申告についてもしっかりと確認しておく必要があります。
ただし、確定申告を行う場合は、通常の証券会社であれば口座種別に特定口座を選択していた場合、翌年の1月下旬頃に「特定口座年間取引報告書」が郵送されます。
ただ、ロボアドでは特定口座年間取引報告書の郵送はありませんが、「特定口座年間取引報告書」そのものの入手は可能で、確定申告を行いたい場合でも安心して利用できます。
特定口座年間取引報告書についての詳細は、ウェルスナビもしくはTHEOの公式サイトをご覧ください。
マイページより入手可能
ロボアドでは前述の通り、特定口座年間取引報告書については郵送では行っておらず、マイページよりPDF形式でダウンロードして利用する形となっています。
ウェルスナビ
ウェルスナビの場合は、ウェルスナビのサイトよりログインを行い、メニューより「取引履歴」を開き、下部にある「電子交付サイトへ」のリンクをクリックします。
ウェルスナビは1月中旬移行に電子交付サイトにてPDF形式で交付されます。
THEO
THEOの場合は、THEO公式サイトのマイページにログインし、右上のメニューより「運用報告書類」をクリックします。THEOの特定口座年間取引報告書の交付時期は毎年第一営業日となっております。
郵送での請求も可能
確定申告を行う場合、電子申告(e-TAX)であれば申告内容によって特定口座年間取引報告書の添付が省略される場合もありますが、原則として「特定口座年間取引報告書」の原本を添付する必要があります。そのため、本来でれば郵送で原本が送られる必要がありますが、郵送で特定口座年間取引報告書の原本を希望する場合は、郵送での請求も可能となっています。
ウェルスナビ
ウェルスナビの場合は、お問い合わせフォームより、ご自身の名前と特定口座年間取引報告書の郵送を希望する旨の内容を記載して依頼を行います。依頼時期は前年の12月29日から翌年の1月18日までとなっています。1月中旬以降に登録の住所へ普通郵便にて郵送されます。
依頼時期が定められていますが、筆者が依頼したときはすでに18日過ぎていましたが、問題なく受け付けてもらえました。ただし、手続きに時間を要する場合もありますので、出来る限り余裕を持って依頼をすることをおすすめします。
THEO
THEOもウェルスナビ同様に、特定口座年間取引報告書の原本についてはマイページのお客様情報より請求することになります。
マイページにログイン後、右上のメニューより「設定」→「お客様情報」をクリックします。
お客様情報のページより口座種別が記載されていますので、その中にある「詳細」リンクをクリックします。年間取引報告書のページに遷移しますので「年間取引報告書を郵送請求する」ボタンをクリックします。
口座解約後も郵送での依頼が可能
ロボアドの口座を解約した場合、マイページのアクセスができなくなった場合、特定口座年間取引報告書の入手が難しくなりますが、口座解約後は郵送で原本を入手することになります。
ウェルスナビ
ウェルスナビは、年間取引報告書が必要になる場合は、ご自身で請求しなければ原本が郵送されませんので、前述した手順に基づいて、ウェルスナビに直接原本を請求します。
THEO
THEOの場合は、口座を解約した場合は、特段の手続きは不要で口座を解約した翌月以降にTHEOが登録の住所に原本を郵送してくれます。