資産運用の重要性が高まっている中、ロボットを活用して自動で運用を行えるロボアドの利用者が増えています。その中でも運用資産総額1,100億円を突破したウェルスナビでは、SBIグループのSBI証券と住信SBIネット銀行と提携してサービスを提供しています。今回は両者におけるウェルスナビの違いを見ていきます。
ウェルスナビはロボットを活用して自動でポートフォリを最適化して運用可能!
ウェルスナビは、ウェルスナビ株式会社が提供している投資運用サービスで、ロボットを活用して運用者のリスク許容度を判断した上で、ポートフォリを提案し、そのリスク許容度に合わせてポートフォリオを最適化して運用が可能となっています。
予め用意した6問程度の質問に回答することで、運用者のリスク許容度を判定します。その診断結果に基づいて、上場投資信託(ETF)7銘柄を活用して、ポートフォリオを最適化し運用を行います。
初期投資額はたったの10万円と手軽に始めることができる他、毎月1万円から積み立て投資が可能となっています。また、手数料も年率1%(税込1.1%)で、運用総額が3000万円超は0.5%(税込0.55%)で運用可能です
ウェルスナビの詳細についてはウェルスナビ公式サイトもしくは下記記事で詳しく解説していますので合わせてご覧ください。
ウェルスナビはSBI証券と住信SBIネット銀行と提携してサービスを提供
https://www.netbk.co.jp/
ウェルスナビでは、自社で直接サービスを提供する以外にも、SBI証券や住信SBIネット銀行といった金融機関と提携してサービスを提供することで、利用者を増やしています。
SBIグループの金融機関では、ネット証券のSBI証券と提携した「WealthNavi for SBI証券」、ネット銀行の住信SBIネット銀行と提携した「WealthNavi for 住信SBIネット銀行」を提供しています。
WealthNavi for SBI証券とWealthNavi for 住信SBIネット銀行においては、基本的に直接提供のウェルスナビとサービス内容は同様となっていますが、専用ページにログインする際のログイン方法と手数料、入金方法、各種キャンペーン、特典が異なっています。
WealthNavi for SBI証券とWealthNavi for 住信SBIネット銀行の違い
WealthNavi for SBI証券とWealthNavi for 住信SBIネット銀行の違いは以下の4つとなっています。
1.ログイン方法
WealthNavi for SBI証券とWealthNavi for 住信SBIネット銀行では、ウェルスナビの専用ページにログインする場合、それぞれのサービスにログインした上で、ウェルスナビの専用ページにアクセスする必要があります。
WealthNavi for SBI証券では、はじめにSBI証券のマイページにログインした後、ウェルスナビの専用ページにログインします。また、WealthNavi for 住信SBIネット銀行についても同様で、住信SBIネット銀行の専用ページにログインした後にウェルスナビの専用ページにログインする必要があります。
2.手数料
ウェルスナビの運用手数料は運用資産額が3000万円未満であれば年率1%(税込1.1%)、3,000万円以上は年率0.5%(税込0.55%)となっています。WealthNavi for SBI証券でも同様の手数料水準となっています。
WealthNavi for 住信SBIネット銀行でも、基本的には同様ですが、住信SBIネット銀行が提供している月額540円の有料プレミアムサービスに加入している場合、支払った運用手数料に対して20%相当のポイント還元が受けられます。
3.入金方法
WealthNavi for SBI証券とWealthNavi for 住信SBIネット銀行では入金可能な銀行口座にも違いがあります。WealthNavi for SBI証券ではクイック入金と銀行振込が利用できます。クイック入金は三井住友銀行とみずほ銀行、三菱UFJ銀行、住信SBIネット銀行が利用できます。
一方で、WealthNavi for 住信SBIネット銀行の場合は、クイック入金は住信SBIネット銀行のみに対応しています。
4.キャンペーン
キャンペーンについては、WealthNavi for SBI証券とWealthNavi for 住信SBIネット銀行ではそれぞれ個別に実施しています。そのため、同じウェルスナビでもキャンペーン内容が異なる場合がありますので注意が必要です。
5.ランクアップ
WealthNavi for 住信SBIネット銀行を利用することで、住信SBIネット銀行のスマートプログラムのランクアップの判定にも適用できます。
ロボアドの運用資産残高が10万円以上であれば「ランク2」となり、ATMの引き出し手数料が月5回まで無料となるほか、住信SBIネット銀行と三井住友信託銀行以外の銀行宛の振込手数料が月3回まで無料となります。
運用残高が100万円以上であれば、「ランク」3にアップし引き出し手数料は月7回まで無料、他行宛の振込手数料は月7回まで無料となります。
一方で、SBI証券についてはランク判定といったサービスは実施しておりませんので、ロボアド残高での優遇制度は特にありません。