株式投資を始めるには何を勉強すればよいのか?

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これから株式投資を始めてみたいと考えている方から多く聞かれる質問として、株式投資を始めるに当たり何を勉強すればよいのかをよく聞かれます。多くの場合、チャートの見方など何かしら難しい勉強が必要なのかと思っている方が多いのが現状です。今回は、株式投資を始めるにあたり何を勉強すべきかを考えてみます。

株式投資を始めるにあたり特に勉強は必要無い

株式投資を始める場合、損失を出すのが心配となり多くの初心者ではチャートの見方など、どちらかといえばテクニカル分析を中心とした勉強をする傾向が見られます。

もちろん、短期的な売買を行いたいのであれば勉強しても構わないのですが、長期投資の場合ある程度のトレンドを把握した上で、適切なタイミングで取引することは重要ですが、テクニカル分析を行っても、突発的な事情が発生するなどして、予想を反することも多くあり、ご自身が予想したとおりに相場は動かないものです。

そのため、長期投資ではチャートの分析云々は株式投資を始めた後でも問題なく、むしろ、ご自身のお金を動かしていれば嫌でも株価の動向は自然とわかってくるものです。

実際にご自身のお金を投じてみて経験を積むことが手っ取り早い

投資だけでははありませんが、勉強したからと言って物事が全てうまく行くわけではなく、実際にご自身の手や頭を使って実際に行う「経験」を積み重ねることが手っ取り早い勉強方法であると考えています。

例えば、英語の勉強でも同じですが、日本人の多くが英語を勉強しているにも係わらず英語が話せない人が多いのは、英語を話すような環境が無いのも理由の一つです。(もちろん日本の英語教育の問題もありますが)

投資をはじめようか迷っている場合は、まずは証券会社の口座開設から初めて見ると良いでしょう。SBI証券楽天証券マネックス証券などネット証券を活用することで、インターネットで24時間いつでも好きなときに口座開設ができます。また、口座の維持も無料でありますので気軽に利用できます。

証券会社の詳しい手数料水準などについては以下の記事で詳しくまとめていますので、口座開設を検討されている方は合わせてご覧いただければ幸いです。

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投資先の企業について勉強することが第一優先

株式投資を始める上で勉強は不要であるというだけであれば、何かと物足りないと感じる方も多いため、一つだけ勉強すべきことをお伝えすると、ご自身が今から投資したい思う企業について勉強すべきであると言えます。

株式投資は単純にチャートの値動きを追っかけるマネーゲームではなく、あくまでも企業の一部を購入する行為に他なりません。何かしらの商品やサービスを購入する場合、その商品やサービスについて理解した上で購入するのと同様です。

そのため、企業についてしっかりと勉強を行い、将来的に成長性が高い事業を行っているかをしっかりと見極めた上で投資を決断します。投資先の企業については、最低限、何をやっている企業なのかと社長の名前は覚えておく必要があります。

最初は、ご自身が普段利用している商品やサービスを提供している企業の株を少額で購入してみて、株価の値動きなどを観察しどのような要因で株価が動きやすいのかを研究します。さらに、企業から毎年決算資料が送られてきますので、それらに目を通し売上や利益の推移、経営状況についても目を通し、決算短信、財務諸表、賃借対照表の見方を少しづつ理解していくと良いでしょう。

これらが少しづつ理解を進めば、次の投資を行う上で、株価が実態に対して適切なのか、経営状況はどうなのかといった部分を踏み込んだ上で投資をしていくと良いと考えます。

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ちなみに、筆者は投資の中で一番時間を費やしていることとしては、投資先の企業に関する勉強です。単純に決算書類や財務諸表などの経営状況だけではなく、実際に企業に足を運び経営者やIR担当者と話す、職場見学を行う、実際に商品やサービスを試すなどして、投資先の情報収集や投資後の企業活動の様子を見ています。

個別企業の業績や将来的な動向については、証券会社においてもわかりやすくまとめてあり参考にできる他、アナリストなど専門家のコメントも閲覧できます。SBI証券楽天証券マネックス証券などネット証券を活用することで、口座開設後24時間いつでも好きなときに閲覧できます。口座開設は無料ではじめに口座開設から行うと良いでしょう。



株式投資を始めるには必ず余裕資金で行うこと

株式投資を始めるに当たり、特段難しい勉強は不要で、まずは始めて見ることが先手であるとお伝えしましたが、始める場合は必ず余裕資金(当分使う予定がなく、いざというときに無くなっても良いお金)を活用します。

初心者でありがちなのは、手元資金をすべて投資に投じてしまい、評価額が下がり損失が発生したことで手がつけられなくなることです。当然、目先に必要となる生活費や結婚資金、住宅購入資金を投資に投じるべきではないのは言うまでもありません。

経験は大事ですが、最低でも余裕資金を使うことだけは必ず守っていただきたいと思います。株式投資のリスクコントロールについては以下の記事でも詳しく記載していますので合わせてご覧ください。

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