株式市場が暴落した場合において、ロボアドで資産運用している場合においても、評価額が減少して不安となる方も多いかと思います。今回は、ウェルスナビで運用している方に株価が暴落した時に何をすべきなのか対応方法をお伝えします。
ウェルスナビは自動で投資の運用が可能!
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ウェルスナビは、ロボットを活用して運用者のリスク許容度を洗い出した上で、ポートフォリオを自動的に最適化して運用を行うサービスで、ロボットアドバイザー(ロボアド)と呼ばれています。
これまでの投資では相場環境に合わせて自分で銘柄の組入を調整するといった作業が必要でしたが、ロボットで自動的に売買を行いポートフォリオを最適化してくれますのでご自身のリスク許容度に応じた運用が可能となります。
初期投資額はたったの10万円から利用できる他、毎月1万円以上1円単位で積み立ても可能です。運用は米国株・日欧株・新興国株・米国債券・物価連動債・金・不動産を対象に組み入れた上場投資信託(ETF)にて運用を行います。
自動でリバランスするので特別な作業は不要
ウェルスナビは、自動で運用を行いますが、誤解していはいけないこととして自動運用だかから全く損失が発生しないというわけではなく、ご自身が設定したリスク許容度に応じて、リバランスを行うことで損失が大きくなるのを調整してくれるものと考えておくことです。
株価は経済情勢など様々な材料で上がったり下がったりを繰り返しますが、ウェルスナビは、複数の資産クラスで運用をしており、そのときの相場に応じて自動的にポートフォリオを最適化してくれますので、ご自身で特別な作業をする必要はありません。
投資はそのまま継続すること
ウェルスナビでの運用を始めたばかりの方は、近年の不安定な株式相場において運用状況が大変厳しいものになっているのではないかと予想されます。
投資を始めたばかりで、このような厳しい運用環境になった場合、投資そのものをやめてしまう人が多いのが現状で、やめてしまった場合はそこで終りとなり、今後相場環境が一転した場合の恩恵は受けることはできません。株式相場は基本的に一方的に下落を続けることはなく、上下を繰り返すものとなりますので、運用環境が厳しいときはそれに耐えて、次の上昇相場に向けて投資を続けることが重要になります。
ウェルスナビで運用している方の多くが投資の経験は少ない方が多いかと思いますが、ウェルスナビに限らず個別株の投資などにおいても忍耐力が必要となる活動です。
下げ幅がきついと感じたらリスク許容度を下げる
株式相場が暴落しても投資は継続することが重要となりますが、どうしても下げ幅がきついと感じた場合は、一度設定されているリスク許容度を見直すことをおすすめします。
例えば、貯蓄額が少ない方であれば、今回の暴落が発生した場合、保有資産を大きく減らしてしまうことにつながります。そのため、運用状況を常に注視した上で、どうしても変動に耐えられないと考えた場合は、位置段階リスク許容度を下げてみると良いでしょう。
ウェルスナビは口座開設時に質問でリスク許容度を判定しますが、必ずしも一人ひとりの運用者の状況に合わせてポートフォリオを算出できるとは限りません。
1992年1月からのシミュレーションでは資産は2.4倍に拡大
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ウェルスナビで1992年1月から2017年1月までの25年間に渡って、運用した場合におけるシミュレーションを公開しています。
1992年1月より100万円で運用を開始し、毎月3万円を積み立てた場合、25年間運用すると資産は2.4倍となり、ドルたてで142%のリターンを確保しています。
この25年間はITバブルやリーマンショックといった株価が大きく下がる場面は何度もありましたが、それでも投資を続けた結果、資産を大きく増やしていることがわかります。
今後も株価は上下を繰り返すことになりますが、これはウェルスナビでの運用に限らず、個別株での投資においても、運用資産を増やすには、何があっても投資を続けることが重要となります。