2017年1月より老後の資金を運用する手段として確定拠出年金(iDeCo)に加入できる対象者が広がりました。近年では低金利が続いているなど運用難な状況ではありますが、iDeCoを利用することで各種控除や税優遇が受けられるメリットがあります。
今回は、確定拠出年金(iDeCo)の加入を検討している方に、楽天証券が提供している確定拠出年金サービスの概要と特徴を解説します。
確定拠出年金制度(iDeCo)とは?
確定拠出年金制度(iDeCo)とは、老後に備えた資金を運用するための制度で、これまで我々が支払っている公的年金に上乗せして運用する制度となっています。
公的年金は第1段階として「国民年金(基礎年金)」、第2段階として「厚生年金」、第3段階として今回の「確定拠出年金」の他、「確定給付企業年金」、「厚生年金基金」があります。
確定拠出年金(iDeCo)では、年間の拠出額は会社員か自営業であるかによっても異なりますが、月額5,000円以上1,000円単位で積み立てが可能で、積み立てた資金は、確定拠出年金サービスを提供している金融機関が選定した運用商品(投資信託)をご自身で選定の上、自動的に買い付けて運用を行います。
確定拠出年金制度(iDeCo)を利用することで拠出した金額が全額「所得控除」が受けられる他、運用益が非課税になる、他の公的年金と合算して公的年金等控除が受けられるメリットがあります。
確定拠出年金制度(iDeCo)についての詳細は以下の記事で詳しく解説していますので合わせてご覧ください。
楽天証券が厳選した低コストの投資信託32本を取り揃え
確定拠出年金制度(iDeCo)を利用する場合、個人で加入する際は金融機関で確定拠出年金の口座開設を行う必要がありますが、異なる金融機関で確定拠出年金制度を利用しても、受けられる制度の違いはありません。ただ、これから説明する運用商品の取り扱いと、手数料が大きく異なりますので、事前にしっかりと調べた上で金融機関を選定する必要があります。
楽天証券の確定拠出年金サービスは、運用商品として同社が選定した低コストの投資信託32本の中から選んで運用が可能です。
楽天証券の確定拠出年金サービスで運用できる投資信託は、国内の株式で運用する投資信託が6本、国内の債券で運用する投資信託が2本、国内の不動産投資信託(REIT)で運用する投資信託が2本、海外株式で運用する投資信託が5本、海外債券で運用する投資信託が4本、海外REITで運用する投資信託が1本、その他、元本保証型を含め12本となっています。
そのため、複数の資産で運用する投資信託を組み合わせることで分散した運用が可能になりリスクを抑えることができます。
取り扱いの投資信託の銘柄については以下の公式サイトより、取扱商品のページにてご確認ください。
楽天証券確定拠出年金公式サイト
運営管理手数料が無料で口座管理手数料が毎月たったの171円!
楽天証券の確定拠出年金サービスは、運用商品が豊富である他、加入時と運用時のコストも低く抑えられる特徴があります。
確定拠出年金に加入する時と運用する時に係る手数料は主に以下の手数料があります。
1.加入手数料
2.口座管理手数料
3.信託報酬
4.移換時手数料
5.給付事務手数料
6.還付手数料
口座管理手数料は国民年金基金連合会に毎月105円、事務委託金融機関に66円、その他、口座を保有している金融機関に対して、金融機関が定めた手数料の支払いが必要になりますが、楽天証券では口座管理手数料の内、証券会社に支払う運営管理手数料が無料となっており、口座管理手数料はたったの171円となります。
その他の加入時と運用時に必要な手数料については、加入時に国民年金基金連合会に対して2829円、信託報酬は運用している投資信託の運用会社が定めた額を支払います。
確定拠出年金(iDeCo)の手数料についての詳細は以下の記事で説明していますので合わせてご覧ください。
確定拠出年金制度(iDeCo)の運用サポートも充実
楽天証券の確定拠出年金サービスは、加入者の運用をサポートする目的で、不定期ではありますがセミナーを開催しています。また、初心者向けに確定拠出年金(iDeCo)のスタートガイドを用意しており、制度について詳しく学習することもできますので、はじめての方でも安心して始めることができます。
また、何か困りごとがあった場合は、ウェブでのお問い合わせフォームと専用のフリーダイヤルに電話で相談することができる他、LINEで人工知能(AI)を活用して問い合わせ内容を回答してくれるサービスを提供していますので、困ったときでも安心して利用できます。
楽天証券の確定拠出年金(iDeCo)口座開設は以下のボタンよりお手続きいただけます。