PayPay証券(旧OneTapBUY)は、QRコード決済のPayPayと旧OneTapBUYが提携して提供している証券会社で、スマホから1,000円から株式投資が可能なのが特徴です。今回は、同社のサービス概要を紹介します。
スマートフォンで厳選した銘柄から気軽に取引できる!
PayPay証券(旧OneTapBUY)は、お手持ちのスマートフォンを利用して、少額から株が購入できるサービスです。スマートフォンに専用アプリをインストールすることで、日本株と米国株の中から自分が気になっている銘柄を選択するだけで少額で売買することができます。
これまで、株を購入する場合、ある程度まとまった資金を用意して、投資先の銘柄に関する情報を調べた上で購入するといったことが一般的でしたが、これまで株を購入したことがない方でも気軽に売買できるように、株式数ではなく1,000円からと金額指定で購入することが出来ます。
また、売買可能な銘柄はPayPay証券(旧OneTapBUY)が厳選した銘柄から取引できますので、事前に銘柄に関する情報を調べることもなく、気軽に取引できる特徴があります。個別株以外にも日経平均株価などの指数に連動する上場投資信託(ETF)の取引も可能です。
日本株と米国株の主要な取扱銘柄は下記の通りです。多数の銘柄を取り扱っています。(銘柄を推奨しているものではありませんのでご注意ください)
日本株銘柄名 | 証券コード | 業種 |
イオン | 8267 | 小売業 |
味の素 | 2802 | 食品 |
トヨタ自動車 | 7203 | 自動車 |
ソフトバンク | 9434 | 通信 |
任天堂 | 7974 | 娯楽 |
米国株銘柄名 | 証券コード | 業種 |
Amazon | AMZN | 電子商取引 |
Apple | AAPL | 電子・半導体 |
Starbucks | SBUX | 飲食 |
Coca-Cola | KO | 食品 |
McDonald’s | MCD | 飲食 |
取扱銘柄の詳細については以下の公式サイトをご覧ください。
株式数ではなく1,000円単位で取引ができる!
PayPay証券(旧OneTapBUY)の特徴としては、株式数ではなく1,000円単位と金額指定で取引が行える点です。
通常、株を購入する場合、株式数を指定して購入する必要がありました。そのため、株式数に合わせて投資資金を用意する必要がありましたが、PayPay証券(旧OneTapBUY)を利用することで、たったの1,000円からと金額指定で取引が行えます。
例えば、ゲーム機器の開発と販売を行っている任天堂(証券コード:7974)の株を購入したいと考えた場合、2020年7月22日時点で1株47,680円となっています。ただ、1単元(100株)を購入しようとすると、476万8,000円となり、個人でも買いづらい金額となってしまいます。
そこで、PayPay証券(旧OneTapBUY)を活用すれば、数百万の金額を用意することもなく、手持ちの投資資金が少なくても、予算に合わせて取引が実現できます。
また、PayPayと提携したことで、PayPayを利用した買い物で付与されたPayPayボーナスを使って株を購入することも可能です。手元に投資資金が無くても付与されたボーナスを使うことで手元資金0円で投資を始められます。
PayPay証券(旧OneTapBUY)で必要となる手数料
PayPay証券(旧OneTapBUY)の手数料としては、取引手数料と為替手数料(米国株のみ)、出金手数料が発生します。
取引手数料
日本株と米国株ともに基準価格の0.5%で取引することができます。買い付け時に買付価格の0.5%、売却時に売却価格の0.5%が発生し、往復で1%の手数料が発生します。
一方で、日本株の場合、証券取引所が開いている9時~11時30分、12時30分から15時の間であれば0.5%で取引できますが、夕方や深夜などの市場が閉場している時間帯に取引する場合、取引手数料が1.0%になりますので注意が必要です。
また、米国株に投資する場合、深夜など米国の証券取引所が開いている時間帯(日本時間23:30~6:00、夏時間の場合は22:30~5:00)の間で取引を行えば、0.5%で利用できますが、それ以外の閉場している時間帯であれば、手数料が買付時と売却時それぞれ0.7%になりますので注意が必要です。
例えば、1,000円で株を購入する場合の手数料は5円、10,000円は50円の手数料が必要です。
為替手数料
米国株に投資する場合、日本円を米ドルに両替が必要になりますので、為替手数料が発生することにも注意が必要です。為替手数料は35銭に設定されており、購入時と売却時にそれぞれ発生します。
例えば、1,000円で米国株を購入する場合は3.5円、10,000円は35円の手数料が必要です。上記取引手数料を合わせると、1,000円であれば8.5円、10,000円は85円の支払いになります。
入出金手数料
現金をPayPay証券(旧OneTapBUY)の証券口座へ入金する場合と、銀行口座へ出金する場合に手数料が発生することについても留意しておく必要があります。
入金の場合は、利用されている銀行が定めて振込手数料が発生します。インターネットバンキングを利用することで振込手数料は抑えることが可能です。
一方で、出金する場合は、3万円未満の場合はみずほ銀行宛は1回につき100円、他行宛は250円、3万円以上はみずほ銀行宛は1回につき200円、他行宛は350円発生します。
そのため、短期で取引して、頻繁に出金していると、その都度手数料が聴取されますので注意が必要です。
手数料の詳細については、下記公式サイトをご覧ください。
つみたてロボ貯蓄でつみたて投資も可能
PayPay証券(旧OneTapBUY)は、単純な株式売買だけではなく、「つみたてロボ貯蓄」を利用することで積立で資金を増やしていく運用も可能です。つみたてロボ貯蓄は、米国の株式市場に上場している銘柄から好きな銘柄を選んで、毎月一定額を積み立てて投資が行えます。
ご自身で好きな銘柄を選びと積立日を指定した上で、最低1,000円から積立が可能です。株式相場は日々変動していますが、積立は予め決めた日に決めた金額で自動で積立が行われますので、相場の変動を気にすることなく長期で運用することが可能です。