近年では手元の投資資金がゼロでも投資が始められるサービスが登場していますが、その中でもポイントを使った投資サービスが注目されています。
今回は、インヴァスト証券が提供しているポイント投資サービス「マネーハッチ」の特徴とサービス概要をお伝えします。
インヴァストカードのポイントでトライオートETFに自動で積立投資
マネーハッチ管理画面(インヴァスト証券提供)
インヴァスト証券が提供しているポイント投資サービス「マネーハッチ」は、同社が発行しているクレジットカード「インヴァストカード」で貯めたポイントを使ってトライオートETFに積み立て投資するサービスです。ポイントを使って投資を行うため、手元資金がゼロでも投資をはじめることが可能です。
貯めたポイントは、同社が展開している差金決済(CFD)サービスである「トライオートETF」で運用を行います。ETFは日本語で上場投資信託とも呼ばれ、複数の資産や銘柄を組み合わせて運用する投資信託を証券取引所に上場させたものです。ただ、同社が提供しているトライオートETFは、実際の有価証券(現物)の受け渡しは行わず、価格差のみで取引を行います。
マネーハッチを始めるには、はじめにインヴァスト証券に口座開設が必要です。口座開設には費用は一切発生せず、本人確認書類が必要ですがウェブで完結し、最短1営業日で手続きが完了しますのでまずは口座開設からはじめて見ると良いでしょう。
インヴァストカードのポイント還元率は1%!
マネーハッチをはじめるには、同社が発行しているクレジットカード「インヴァストカード」を契約する必要があります。
インヴァストカードは、カード会社であるジャックスカードと提携して発行されており、ポイント還元率は1%です。例えば、100円のお買い物をした場合は1ポイント付与されることになります。さらに、ネットショッピングの利用が多い方には嬉しいポイントとして、AmazonやLOHACO、楽天市場、Yahoo!ショッピングの利用でポイント還元率が1.5%にアップします。
クレジットカードの年会費は、初年度無料で翌年度も前年度1回以上の利用があれば無料となっていますので、実質永久的に無料で利用することができます。
付帯保険については、カードが盗難された場合、60日をさかのぼって不正使用額を保証するカード盗難保険の他、インターネットで不正利用された場合届出日から90日をさかのぼり不正使用額を保証するネット安心サービスが付帯しています。また、旅行に行かれる場合も安心な国内旅行傷害保険が最高1,000万円まで付帯しています。
口座開設後はカードの申し込みと投資原資を選ぶ
マネーハッチ投資原資設定画面(インヴァスト証券提供)
インヴァスト証券に口座開設が完了後は、インヴァスト証券のマイページにログイン後、「マネーハッチ」のボタンよりクレジットカードのお申込みと積立投資を行うにあたり投資原資を選択設定します。
クレジットカードのお申込み
クレジットカードのお申込みは、こちらのマネーハッチのページより行うことができます。申し込み後、カードの発行まで審査を含めて2週間程度の時間を要します。
銀行振替も利用可能
マネーハッチはクレジットカードのポイントだけではなく、銀行振替による積立投資にも対応していますので、クレジットカードをあまり使わない方やカードが届く前でも積立投資が利用できます。
トライオートFXのキャッシュバックも投資原資としても活用可能
さらに、同社が提供しているFX自動売買サービスである「トライオートFX」を利用すると、FXの取引金額に応じてキャッシュバックが受けられます。2018年9月30日までであれば1万通貨あたり5円のキャッシュバックが受けられます。ここで得たキャッシュバック金額を投資原資として活用することもできます。
投資スタイルを設定する
マネーハッチ投資スタイル設定画面(インヴァスト証券提供)
次に、投資スタイルの設定を行います。初期設定状態では「世界株ETF自動売買」となっています。世界株ETF自動売買は年平均リターン5.48%、たったの850円から世界中に分散投資できるものです。
また、投資原資の設定が終わればS&P500に連動する「S&P500ETF自動売買」と日経平均株価に連動する「日経225ETF自動売買」の投資スタイルを選択することも可能です。
毎週月曜日に投資スタイルに応じて自動で積立投資が行われる
投資原資と投資スタイルの設定が終われば、設定内容に基づいて、毎週月曜日に自動で買い付けが行われ運用がスタートします。
売買は、インヴァスト証券のシステムで自動売買となっており、同社のアルゴリズムに基づいて利益確定値になれば、自動で利益確定を行い、利益確定を行った金額については、次の月曜日に積立原資と合わせて再投資が行われます。
マネーハッチのコスト
マネーハッチを利用するに当たり、気になるのはコストです。投資に係るコストは建玉金利0.9%+Liborのみで、それ以外のコストは一切発生しません。
預かった金額を外貨に変えて海外ETFを購入することになりますので、為替コストとCFDのレバレッジコストとロンドン市場における銀行間取引の金利であるLiborが必要になります。
また、投資で得た利益については、株式投資と同様に20.315%の所得税と住民税が必要になります。納税には確定申告が必要になりますが、会社員の場合はトライオートETFの利益を含め他の所得が20万円超えた場合は確定申告が必要です。また、FXなど他の投資で損失が発生している場合は、損益通算を過去3年間さかのぼって繰越控除ができますので、損失が発生している場合も確定申告をおすすめします。
確定申告や税金についての詳細は最寄りの税理士に確認することをおすすめします。