人気上昇中の投資信託「ひふみ投信」とは?その特徴と運用成績を解説

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近年では資産運用の手段として投資信託へ資金が集まる中、アクティブ型の投資信託である「ひふみ投信」の人気が上昇しています。

2018年1月31日の日本経済新聞の記事によると、ひふみ投信と金融機関で扱っているひふみプラスを合計すると、「昨年1年間で残高は約4500億円増加した」としています。ネット証券であるSBI証券が公開している、2018年4月時点の投資信託買い付けランキングを見ても、「ひふみプラス」が1位となっています。

今回は、投資信託の運用を検討している方に、ひふみ投信の特徴を解説します。

ひふみ投信とは

ひふみ投信とは、藤野英人氏が率いる株式会社レオスキャピタルワークスが運用している投資信託で、同社が独自に調査・分析を行った銘柄を組み入れて運用する「アクティブ型」の投資信託です。

投資信託は、日経平均株価などの指数に連動する「インデックス型」と、独自に銘柄を組み入れて運用する「アクティブ型」があります。投資信託についての詳細は以下の記事を合わせてご覧ください。

複数の資産や銘柄に分散投資できる投資商品として「投資信託」があります。確定拠出年金(iDeCo)やつみたてNISAでも投資信託の運用が可能です。...

ひふみ投資とひふみプラスの違い

レオスキャピタルワークスが運用している投資信託は、今回紹介している「ひふみ投信」と、もう一つ「ひふみプラス」という商品がありますが、この2つの違いは、同社が直接顧客に販売しているか、金融機関を通じて販売しているかの違いがあります。

同社がウェブサイトを通じて直接顧客に販売しているものを「ひふみ投信」とし、金融機関を通じて販売しているのは「ひふみプラス」としています。

名称は異なりますが、組み入れ銘柄などを同様で、これから解説する特徴や運用成績には大きな違いはありません。

ひふみ投信の特徴

国内の割安な中小株を中心に運用

ひふみ投信の特徴と一番の特徴としては、国内を中心に割安で成長性が高い中小株を中心に運用していることにあります。そのため、将来的に業績が大きく拡大し、株価も上昇しやすいことから大きなリターンが期待できることが人気の秘訣となっています。

実際に企業に足を運んで情報収集

ひふみ投信では、運用銘柄を選定する場合、現在の株価や、業績・財務データ以外にも、実際にその企業に足を運んで経営者とインタビューを行う、現場の声を聴く、実際の製品を試してみるなど人の可能性に着目した定量調査を実施し、成長性を確認しています。

顧客から預かった資産を守りながら運用

ひふみ投信では、顧客から預かった資産を守りながら運用を行います。株式相場が割安な時に株式の保有比率を高め、株式相場が全体的に上昇局面になれば、少しづつ現金比率を高め、次の下落局面に備えた運用を行っています。

販売手数料が無料

ひふみ投信は、同社が直接販売する投資信託であるため、販売手数料が無料の「ノーロードファンド」です。また、証券会社など金融機関を通じて購入できる「ひふみプラス」についても原則販売手数料は無料となっています。

信託報酬は年率1%前後

ひふみ投信はアクティブファンドであるため、運用代行料に該当する信託報酬は高いというイメージが先行してしまいますが、ひふみ投信は運用残高にもよりますが年率1%前後に設定され、アクティブファンドの中では手ごろに設定されています。

運用資産額が500億円までは1.0584%で、500億円を超える部分に対しては0.9504%,1000億円を超える部分に対しては0.8424%となっています。

解約時の信託財産留保額は無料

ひふみ投信は、解約時に他の投資家の不利益を補填するために支払う手数料である「信託財産留保額」は無料となっており、解約時も無駄な手数料を支払うことなく解約ができます。

ひふみ投信の組み入れ銘柄

2018年4月時点におけるひふみ投信の組み入れ銘柄を紹介します。

1.Amazon Inc(AMZN)
2.VISA INC-CLASS A(V)
3. 東京センチュリー(8439)
4.Microsoft Corp(MSFT)
5.協和エクシオ(1951)
6.光通信(9435)
7.コスモス薬品(3349)
8.ショーボンドホールディングス(1414)
9.SGホールディングス(9143)
10.GMOペイメントゲートウェイ

ひふみ投信の運用成績

ひふみ投信が設定された2008年10月1日から2018年4月20日までにおける運用成績を紹介します。

https://www.rheos.jp/toushin/about/value.html

まず、基準価額は1万円からスタートとなりましたが、現在では5万1348円まで拡大しています。一方で、純資産総額は、同ファンドが設立された時点では、1億500万円でしたが、現在は1386億6000万円となっています。

東京証券取引所に上場している全銘柄の平均値動きを示した東証株価指数(TOPIX)と比較してみると、ファンドの設定から現在までの運用成績はTOPIXが92.3%に対し、ひふみ投信は410.1%で、TOPIXの役5倍の運用成績を記録していることがわかります。

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